
東洋医学における「陽毒」:その特徴と症状
- 「陽毒」とは?
東洋医学では、健康を保つためには体内の陰と陽のバランスが重要だと考えられています。このバランスが崩れ、熱が体の上部に偏ったり、体内に過剰に生じてしまうことで様々な不調が現れると考えられており、その状態の一つが「陽毒」です。
西洋医学のように特定の病気を指すわけではありませんが、高熱が出る感染症や、皮膚に赤みが出る炎症性疾患と似たような症状が現れます。
具体的には、高熱が出る、顔が赤くなる、喉が腫れて痛む、咳が出る、痰が黄色や緑色になる、皮膚に赤い発疹や腫れ、痛みが出る、膿が出る、といった症状が挙げられます。これらの症状は、まるで体に強い毒が入り込んだかのように、激しく現れることが特徴です。