漢方の診察 気閉神厥證:感情の乱れが招く意識障害
- 気閉神厥證とは-# 気閉神厥證とは気閉神厥證とは、東洋医学において、突然意識を失い周囲の声かけにも反応できなくなる状態を指す「厥」の中でも、特に精神的なストレスやショックがきっかけとなって起こるものを言います。激しい怒りや恐怖、深い悲しみ、または予想外の喜びなど、強い感情の揺れ動きが引き金となって、心身のバランスを司る「気」の流れが滞ってしまうことが原因です。この「気」の乱れが、意識の消失という形で現れるのが気閉神厥證の特徴です。意識を失っている間は、顔色が蒼白になり、呼吸も浅くなります。脈は細く弱々しくなり、まるで糸のような状態になるため、「糸脈」と呼ばれることもあります。気閉神厥證は、一時的な意識消失であり、通常は数分から数十分で回復します。しかし、繰り返し発作が起こる場合や、意識が戻らない場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性もあるため、注意が必要です。このような場合は、速やかに医師の診察を受けることが大切です。
