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侮れない坐骨瘡:東洋医学からの視点
- 坐骨瘡とは?
坐骨瘡は、長時間同じ姿勢を続けることで起こる病気です。特に、寝たきりや車椅子を常用されている方など、自力で体の向きを変えることが難しい方に多く見られます。
長時間、体重で圧迫され続けると、臀部への血流が悪くなってしまいます。すると、体の組織に栄養や酸素が行き渡らなくなり、皮膚やその下の筋肉などが傷ついてしまうのです。
初期症状としては、皮膚が赤くなる、熱を持つ、腫れるといったものがあります。さらに症状が進むと、水ぶくれや皮膚の剥離が起こり、ひどい場合には潰瘍になってしまうこともあります。
潰瘍は、皮膚の表面がえぐれた状態です。そこから細菌感染を起こしてしまうと、治りが遅くなるだけでなく、命に関わる危険性も出てきます。
坐骨瘡は、決して軽視できない病気です。日頃から、体の向きを変えたり、クッションを使ったりして、臀部への負担を軽減することが大切です。また、皮膚に異常を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。