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柔痙:熱性痙攣のもう一つの顔
- 柔痙とは
-# 柔痙とは
柔痙は、主に乳幼児期に見られる熱性痙攣の一種です。 熱性痙攣とは、高熱に伴って起こる痙攣発作のことで、多くの場合、6か月から5歳くらいまでの子どもに発症します。痙攣と聞くと、筋肉が硬直して体が突っ張る姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、柔痙は一般的な熱性痙攣とは異なり、筋肉の緊張が弱く、むしろ体がぐったりとしたり、顔色が悪くなったりするのが特徴です。
具体的には、意識がぼーっとしたり、眼球が上転したり、呼吸が浅くなったり、顔色が蒼白になったりといった症状が現れます。場合によっては、手足が軽くけいれんしたり、力が抜けてぐったりしたりすることもあります。このような症状は、一見すると痙攣発作とは分かりにくいため、保護者の方は注意深く観察する必要があります。特に、発熱時にいつもと様子が違ったり、元気がなかったりする場合は、柔痙の可能性も考慮し、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。