足背の感染症:足發背とは?
- 足發背とは
-# 足發背とは
足發背は、足の甲に急激に生じる、膿がたまる細菌感染症です。 小さな傷や擦り傷など、皮膚のわずかな損傷から細菌が侵入し、皮膚の下で増殖することで炎症を引き起こします。 主な症状としては、患部の赤み、腫れ、熱、痛みが挙げられます。その他、足の甲が熱く感じたり、歩くと痛みが増したりすることもあります。
足の甲は、皮膚の下の組織が薄く、血管やリンパ管が網目のように張り巡らされているため、体の中でも特に感染が広がりやすい部位です。そのため、足發背は早期に適切な治療を行わないと、蜂窩織炎やリンパ管炎といった、重症化する可能性のある合併症を引き起こすことがあります。重症化すると、足の広範囲に炎症が広がったり、リンパ節が腫れたり、発熱や倦怠感などの全身症状が現れることもあります。
足發背は、適切な治療を行えば多くの場合、完治する病気です。 少しでも足に異常を感じたら、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。