体質 生命を育む後天の精
- 後天の精とは東洋医学では、人は生まれながらにして「先天の精」という生命エネルギーを持って生まれてくると考えられています。この「先天の精」は、両親から受け継いだもので、寿命や成長、生殖能力などに関わるとされています。一方、「後天の精」は、生まれた後に、毎日の食事から作られる生命エネルギーです。私たちが食べる様々な食材は、体に取り込まれると、胃や腸で消化・吸収され、必要な栄養素へと変化していきます。そして、これらの栄養素から、「気」「血」とともに「後天の精」が生成されると考えられています。「気」は生命活動のエネルギー源、「血」は体の組織を作る材料となるものです。「後天の精」は、「先天の精」を補うように作用し、健康を維持するために欠かせないものです。生まれた時は「先天の精」が十分であっても、毎日の生活で「後天の精」を補給していくことで、健やかに歳を重ね、長生きにつなげることができると考えられています。つまり、「後天の精」は、日々の食事の内容によって大きく左右される、いわば自分の努力次第で増やすことのできる生命エネルギーといえるでしょう。
