漢方薬 体の余分な水分を取り除く! 祛湿剤のススメ
- 東洋医学における湿邪とは?東洋医学では、私達の体や心は自然界と密接に繋がっていると考えられています。そして、その自然界には、風・寒・暑・湿・燥・火の六つの気候要素が存在し、これらが体内に過剰に入ってくることで、体のバランスを崩し、様々な不調を引き起こすと考えられています。この六つの要素を「六淫(りくいん)」と言い、その中の一つに「湿邪(しつじゃ)」があります。湿邪とは、文字通り、体に余分な湿気が溜まっている状態を指します。まるで、じめじめとした梅雨の時期のように、体の中が重だるく、気の流れや水分の代謝が滞ってしまうイメージです。この状態が続くと、体に様々な不調が現れます。例えば、頭が重だるく感じたり、体がむくんだり、食欲がなくなったり、消化不良を起こしやすくなります。 また、湿気は下に溜まりやすい性質を持つため、下半身がだるくなったり、足がむくみやすくなったり、下痢をしやすいといった症状が現れることもあります。さらに、関節に湿気が溜まると、関節の痛みを引き起こしたり、皮膚に影響して湿疹などの皮膚トラブルを引き起こすこともあります。湿邪は、食生活の乱れや、冷えやすい体質、運動不足などが原因で引き起こされやすくなると考えられています。特に、冷たい飲み物や生もの、甘いもの、脂っこいものなどを過剰に摂取すると、体の中に湿気が溜まりやすくなります。また、ストレスや不眠なども、湿邪を助長する要因の一つです。
