圓翳內障

慢性疾患

視界を脅かす圓翳内障:東洋医学からの考察

- 圓翳内障とは-# 圓翳内障とは眼の奥には、光を網膜に集めて像を結ぶ重要な役割を担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体が、加齢や生活習慣、遺伝などの様々な要因によって白く濁ってしまう病気を、現代医学では白内障と呼びます。東洋医学では、この病気を古くから「圓翳内障」と呼んできました。これは、まるで丸いカーテンが目を覆うように、視界がかすんだり、ぼやけたりする症状に由来しています。東洋医学では、この圓翳内障の原因を、主に体の内部のバランスの乱れに求めます。例えば、過労やストレス、偏った食事、睡眠不足などが続くと、体内の気・血・水の巡りが滞り、その結果として目に影響を及ぼすと考えられています。特に、老化に伴い「腎」の働きが衰えることも、圓翳内障の発症と深く関係するとされています。腎は、体内の水分代謝や成長・発育を司る重要な臓器であり、その機能低下は、目の潤いを保つ力や、水晶体の透明性を維持する力を弱めると考えられているからです。圓翳内障は、放置すると視力低下が進行し、日常生活に支障をきたすだけでなく、最悪の場合、失明に至ることもあります。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要です。初期症状としては、視界のかすみやぼやけ、光をまぶしく感じる、ものが二重に見えるなどがあります。これらの症状に気づいたら、早めに眼科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。