拘急

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東洋医学における「拘急」:その原因と治療法

- 拘急とは何か拘急とは、手足の関節が曲がったまま伸びなくなったり、反対に伸び切ったまま曲がることができなくなったりする状態を指します。西洋医学では、筋肉や腱、関節などに何らかの異常が生じることで発症すると考えられていますが、東洋医学では少し異なる視点からこの症状を捉えます。東洋医学では、体の中を「気」と呼ばれるエネルギーが常に流れていると考えます。この「気」の流れが滞ったり、不足したりすると、体に様々な不調が現れると考えられており、拘急もその一つです。「気」「血」「水」という言葉は、東洋医学における重要な概念です。それぞれ生命エネルギー、血液、リンパ液などを指し、これらが体内で滞りなく循環することで健康が保たれると考えられています。拘急の場合、「気」と「血」の両方が深く関わっています。「気」の滞りは、ストレスや不眠、過労などによって引き起こされやすく、筋肉や関節を緊張させてしまうため、拘急の原因となります。また、「血」の流れが悪くなることも、筋肉や関節に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなるため、拘急のリスクを高めます。冷え性なども「血」行不良の一種と言えるでしょう。さらに、東洋医学では、体質や生活習慣、環境なども考慮して、一人ひとりに合った治療法を検討していきます。