不眠 歯ぎしり:東洋医学の見解
夜間に無意識のうちに歯をこすり合わせたり、食いしばったりする歯ぎしり。東洋医学では、この歯ぎしりは「齘齒(がいし)」と呼ばれ、単なる歯や顎の問題ではなく、体の内部状態を反映していると考えられています。東洋医学では、心と体は密接に繋がっているとされ、体のバランスが崩れると、様々な不調として現れると考えられています。この考え方に基づくと、歯ぎしりは、心身のバランスが崩れた時に現れるサインの一つと言えるのです。例えば、ストレスや緊張、不安などが続くと、体に「気」の滞りが生じます。この「気」の乱れが、顎の筋肉に影響を与え、歯ぎしりを引き起こすと考えられています。また、東洋医学では、胃腸の働きも歯ぎしりと関連があるとされています。夜遅くに食事をしたり、消化の悪いものを食べたりすると、胃腸に負担がかかり、その結果、歯ぎしりが起こりやすくなると考えられています。さらに、体の冷えも歯ぎしりの原因の一つとして考えられています。体が冷えると、血行が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなるため、歯ぎしりが起こりやすくなると考えられています。このように、東洋医学では、歯ぎしりは体の様々な不調のサインとして捉えられています。歯ぎしりを改善するためには、その根本原因である心身のバランスの乱れを整えることが大切です。
