漢方の診察 東洋医学における「脱汗」:その意味と重要性
- 脱汗とは東洋医学では、ただ汗ばむといった状態とは異なる意味で「脱汗」という言葉を用います。大量の汗が流れ出ることを指し、生命エネルギーである「気」が著しく低下している状態を指します。脱汗には、以下のような特徴があります。* -大量の汗- まるで水が流れ出るように、大量の汗をかきます。* -手足の冷え- 大量の汗をかいているにも関わらず、手足は冷たくなります。* -弱々しい脈拍- 脈が非常に弱々くなり、ほとんど触れられないほどになります。風邪をひいたり、脱水症状になったりした場合にも大量の汗をかくことがありますが、これらは一時的なものです。一方、脱汗は体の内部が非常に弱っていることを示す重要なサインです。東洋医学では、体の表面を守る「衛気」が弱まっている状態と考えられています。脱汗は、病が重篤化するサインである場合もあります。そのため、脱汗がみられる場合は、速やかに専門家の診察を受けるようにしましょう。
