消渴

西洋医学との比較

東洋医学における消渇:糖尿病との関係

- 消渇とは-# 消渇とは消渇とは、東洋医学で使われる病気の名前の一つで、現代医学の糖尿病と共通する部分が多いと考えられています。消渇の症状として特に有名なのは、喉が渇いて水をたくさん飲む「多飲」、いつも以上に食べ物を欲する「多食」、尿の量が増えてしまう「多尿」の三つが同時に現れることです。 東洋医学では、人の体は「気」「血」「津液」と呼ばれるものによって成り立っており、これらが体の中をスムーズに巡ることで健康が保たれると考えられています。消渇は、体の水分である「津液」が不足してしまうことで起こると考えられており、この「津液」の不足は、ただ単に水分を摂らないことだけが原因ではありません。体のエネルギーである「気」の乱れや、血液の循環が悪くなる「瘀血(おけつ)」、精神的なストレスなども大きく関わってきます。 また、「陰陽」という、体の中で相反する働きをする二つの要素のバランスが崩れることも、消渇の原因の一つと考えられています。消渇は、このように体の様々な機能が複雑に絡み合って起こる病気であり、その原因や症状は人によって大きく異なります。そのため、東洋医学では、一人ひとりの体質や状態に合わせて、食事や生活習慣の指導、漢方薬の処方などを行うことで、根本的な改善を目指します。