湿疹

アレルギー

皮膚の湿り気を整え、かゆみを鎮める「燥湿止痒」

- 「燥湿止痒」とは-# 「燥湿止痒」とは「燥湿止痒」(そうしつしよう)は、東洋医学における治療法の一つで、皮膚表面の過剰な湿り気を乾燥させ、かゆみを鎮めることを目的としています。私たちの体は、一枚の皮膚によって覆われています。皮膚は、体を守る大切な役割を担っていますが、常に外気に触れているため、様々な影響を受けやすい器官でもあります。例えば、湿度が高い環境に長時間いたり、体内の水分代謝が滞ったりすると、皮膚表面に余分な湿気が溜まりやすくなります。この状態が続くと、皮膚に不快なかゆみが生じたり、炎症を起こしやすくなったりします。このような皮膚トラブルに対して、東洋医学では古くから「燥湿止痒」という治療法を用いてきました。「燥」は乾燥させること、「湿」は湿気、「止」は止めること、「痒」はかゆみを表しています。つまり、「燥湿止痒」は、皮膚表面に過剰に存在する湿気を取り除き、かゆみを抑えることを意味します。「燥湿止痒」の効果を得るためには、体質や症状に合わせた適切な生薬の選択や、食事療法、生活習慣の改善などが重要となります。専門家の指導のもと、自分に合った方法で「燥湿止痒」を実践していくようにしましょう。
慢性疾患

東洋医学が考える乾癬とそのケア

- 乾癬とは何か乾癬は、皮膚が赤く盛り上がり、その上に銀白色の鱗屑(フケのようなもの)が付着してポロポロとはがれ落ちる、慢性の皮膚疾患です。かゆみを感じることも多く、症状が現れたり消えたりを繰り返すのが特徴です。西洋医学では、乾癬は自己免疫疾患の一つと考えられており、免疫の異常によって皮膚細胞が過剰に増殖することで発症するとされています。一方、東洋医学では、乾癬は単なる皮膚の病気としてではなく、体全体のバランスの乱れが皮膚に現れたものと考えます。具体的には、「気・血・水」のバランスが崩れ、「熱」「風」「湿」「燥」などの邪気が体に侵入することで発症すると考えられています。例えば、精神的なストレスや過労、睡眠不足などが原因で「気」の巡りが滞ると、体に「熱」がこもりやすくなり、それが皮膚に影響して乾癬の症状が現れることがあります。また、食生活の乱れや冷えによって「血」の巡りが悪くなると、皮膚に栄養が行き届かなくなり、乾燥や炎症を起こしやすくなります。このように、東洋医学では、乾癬の根本原因を探り、体全体のバランスを整えることで症状の改善を目指します。