体質 東洋医学における「肝虚寒」とは
- 「肝虚寒」の概要「肝虚寒」とは、東洋医学において、肝の働きが弱まり、冷えを伴う状態を指します。西洋医学でいう臓器としての肝臓とは異なり、東洋医学では「肝」は血液の貯蔵や全身への分配、自律神経の調節、感情のバランスなど、広範囲な機能を担っていると考えられています。この「肝」の働きを支えているのが「陽気」と呼ばれる生命エネルギーです。 「肝虚寒」は、この陽気が不足し、さらに冷えが加わった状態を意味します。陽気が不足すると、血液の循環が悪くなり、手足の冷えや顔色の悪さ、生理不順、抑うつ感などが現れます。さらに冷えが加わることで、これらの症状が悪化し、強い倦怠感や腹痛、下痢などを引き起こすこともあります。東洋医学では、「肝虚寒」は、過労やストレス、冷えやすい食事、不規則な生活習慣などが原因で引き起こされると考えられています。症状や体質に合わせて、食事療法や漢方薬、鍼灸治療などで、肝の陽気を補い、体を温めることで改善を目指します。
