生薬 漢方薬の基礎知識:藥材とその種類
- 藥材とは-# 藥材とは藥材とは、自然界から採取され、漢方薬の原料となる、いわば生薬の元となるものです。私達の周りにある自然物は、そのままでは薬としての効き目が安定しなかったり、保存が難しかったりします。そこで、採取した植物や鉱物、動物由来のものを、一定の品質で安定して使えるように、様々な加工を施します。この加工を経たものが、漢方薬に使われる生薬となり、その元となるものが藥材と呼ばれるのです。藥材の種類は実に様々です。植物であれば、根、茎、葉、花、果実など、植物全体が薬効を持つものもあれば、一部だけが使われるものもあります。例えば、葛根湯という風邪に用いる漢方薬では、葛という植物の根が使われますし、葛根湯に加えられることもある麻黄という生薬は、麻黄という植物の茎の部分が使われています。また、鉱物では、石膏や滑石などが、動物由来のものでは、牡蠣の殻や動物の骨などが、それぞれ藥材として利用されます。これらの藥材は、採取された後に、乾燥、切断、加熱処理など、様々な加工処理が施されます。これらの加工処理は、薬効成分を効率よく抽出したり、保存性を高めたり、服用しやすくしたりする目的で行われます。このように、藥材は、漢方薬を作る上で欠かせないものであり、自然の恵みと人の知恵が凝縮された貴重な存在と言えるでしょう。
