血液不足

漢方の治療

健脾養血:血虚を改善する脾臓ケア

- 脾臓と血液の関係東洋医学において、脾臓は西洋医学で考えられているような単なる臓器ではなく、生命活動の根幹を支える重要な役割を担うと考えられています。特に、飲食物から「気」と「血」を生み出す源と考えられており、健康な血液を作り出すためには欠かせない存在です。脾臓は、食べたものを消化吸収し、そこから「気」と「血」を生成すると考えられています。「気」は生命エネルギー、「血」は血液そのものを指し、これらは全身を循環し、様々な機能を支えています。つまり、脾臓の働きが良い状態とは、効率よく「気」と「血」を生み出し、全身に十分に巡らせている状態と言えるでしょう。逆に、脾臓の働きが弱まると、血を生み出す力が低下し、「気」や「血」の巡りも悪くなってしまいます。すると、顔色が悪くなる、疲れやすい、息切れしやすい、めまい、食欲不振、軟便といった、いわゆる「気血両虚」の症状が現れやすくなります。また、生理不順や生理痛といった婦人科系のトラブルにも繋がると考えられています。このように、東洋医学では、脾臓は血液と密接な関係にあり、その働きを維持することが健康な血液を作り、全身にエネルギーを巡らせるために重要であると考えられています。