身重

疲労・倦怠感

東洋医学における『重さ』の概念

- 『重さ』とは何か?東洋医学では、人の体は単なる物質的な存在ではなく、目には見えない「気・血・津液」といったエネルギーが体内をくまなく巡り、その調和によって健康が保たれると考えています。このエネルギーの流れが滞ってしまうと、心身に様々な不調が現れると考えられており、そのサインの一つに『重さ』があります。『重さ』とは、文字通り身体が重く感じられる状態を指します。西洋医学では、この『重さ』だけを捉えて明確な診断基準や病名をつけることはできません。あくまでも患者さんが感じる主観的な感覚だからです。しかし、東洋医学では、『重さ』は身体からの重要なサインとして捉えられています。『重さ』は、過労やストレス、睡眠不足、冷え、水分代謝の乱れなど、様々な要因によって引き起こされると考えられています。これらの要因によって「気・血・津液」の流れが滞り、身体のあちこちに「邪気」と呼ばれる余分なものが溜まってしまうのです。この「邪気」が溜まることで、身体が重だるく感じたり、疲労感が抜けにくくなったりすると考えられています。東洋医学では、この『重さ』を改善するために、「気・血・津液」の流れをスムーズにするための施術を行います。具体的には、鍼灸治療や漢方薬の処方、食事や生活習慣の指導などを通して、身体の内側から健康を取り戻していくことを目指します。