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体質

東洋医学における「痰湿」:その原因と影響

- 「痰湿」とは何か東洋医学では、健康を保つためには、「気」「血」「水」のバランスが重要であると考えられています。このバランスが崩れると、様々な不調が現れると考えられており、その原因の一つとして考えられているのが「痰湿(たんしつ)」です。痰湿とは、文字通り「痰」と「湿」が組み合わさった状態を指します。ここでいう「痰」は、呼吸器系に関係するものではなく、体内の水分の代謝が滞ることによって生じる、粘り気のある老廃物のことを指します。咳や鼻水といった形で排出されるものだけでなく、体内に蓄積して様々な不調を引き起こすと考えられています。一方「湿」とは、体内に余分な水分が溜まっている状態を指します。つまり痰湿とは、体内の水分代謝が滞り、余分な水分が粘り気のある老廃物と結びついた状態といえます。この状態が続くと、気や血の流れも滞り、様々な不調が現れると考えられています。例えば、身体が重だるい、むくみやすい、食欲不振、胃もたれ、下痢、軟便、咳や痰が出る、めまい、頭痛、関節痛などが挙げられます。また、肌荒れやニキビ、脂っぽくなる、髪がべたつくといった症状が現れることもあります。痰湿は、食生活の乱れや運動不足、冷え、ストレスなどが原因で引き起こされると考えられています。特に、脂っこい食事や甘いものの摂り過ぎは、痰湿を助長する大きな原因となります。