軟膏

漢方の治療

東洋医学における軟膏の役割

- 軟膏とは-# 軟膏とは軟膏は、皮膚に直接塗って用いる外用薬の一種です。飲み薬のように内服するのではなく、患部に直接塗布することで効果を発揮します。軟膏は、油脂性の成分を多く含むため、皮膚の表面に薄い膜を作るように広がります。この膜が、薬効成分を患部に長時間とどめておく役割を果たします。そのため、軟膏は、飲み薬に比べて効果が持続しやすいという特徴があります。また、軟膏は、皮膚の表面を油分で覆うことで、乾燥を防ぐ効果も期待できます。そのため、湿疹や皮膚炎など、皮膚が乾燥することで症状が悪化しやすい病気の治療にも用いられます。さらに、軟膏は、患部を保護する役割も果たします。例えば、傷口に軟膏を塗ることで、外部からの細菌の侵入を防ぎ、傷の治りを早める効果があります。このように、軟膏は、皮膚疾患の治療において、様々な効果が期待できる薬剤です。
漢方薬

膏剤:漢方の知恵が凝縮された外用薬

- 膏剤とは?膏剤とは、古くから伝わる漢方薬の剤形で、皮膚に直接塗って用いる外用薬です。漢方薬では、煎じて飲む内服薬だけでなく、身体の外側から効果を期待できる外用薬も広く使われてきました。その中でも膏剤は、有効成分を含んだ薬草を長時間かけて煮詰め、エキスを抽出して作られます。このエキスをさらに煮詰めていき、一定の濃度になるまで凝縮させます。そして、肌への刺激を和らげ、塗りやすくするために、蜜蝋や豚脂などの動物性油脂やゴマ油などの植物油を加えて練り合わせます。このようにして作られる膏剤は、軟膏やクリーム、絆創膏など、様々な形状のものがあり、症状や患部に合わせて使い分けられます。膏剤は、皮膚から有効成分が浸透し、患部に直接作用することで効果を発揮すると考えられています。また、患部を保護したり、炎症を抑えたりする効果も期待できます。そのため、湿疹や皮膚炎、神経痛、筋肉痛、関節痛など、幅広い症状に用いられています。