東洋医学における少陰人:腎強脾弱体質を紐解く
- 少陰人とは
東洋医学では、人を体質によって分類する「四象医学」という考え方があります。 その中のひとつ、「少陰人」は、体の中で熱を生み出す働きをつかさどる「腎」の機能が強く、反対に食べ物を消化吸収する「脾」の機能が弱い体質とされています。「少陰人」は英語でSo-eumpersonとも呼ばれ、消化器系よりも泌尿器系の働きが活発なのが特徴です。
少陰人は、見た目に華奢で色白、穏やかで落ち着いた雰囲気の人が多いとされています。内向的で体力がないため、激しい運動は苦手です。一方で、集中力があり、じっくりと物事に取り組むことができます。感受性が強く、周囲の影響を受けやすい面もあります。
冷えやすい体質のため、体を温める食材を積極的に摂ることが大切です。また、消化機能を高める食材も積極的に摂り入れるとよいでしょう。反対に、体を冷やす食材や、消化に負担をかける脂っこいもの、甘いものは控えるように心がけましょう。