虚弱体質 東洋医学に見る血疳:その原因と症状
- 血疳とは何か血疳とは、東洋医学の考え方において、乳幼児期に見られる様々な発育障害「疳」の中で、特に血液の不足を伴う状態を指します。疳は、主に乳幼児期に発症し、発育の遅れや精神的な不安定さ、食べ物の消化吸収の不調などを主な症状とする、複雑な病態です。数ある疳の中でも、血疳は顔色が青白く、爪に赤みがなく光沢を失っている、疲れやすいといった、血液不足に特有の症状が顕著に現れるのが特徴です。東洋医学では、血液は全身に栄養を運び、心身の働きを支える重要なものと考えられています。そのため、血液が不足すると、身体の成長に必要な栄養が行き渡らず、発育の遅れや疲れやすさ、顔色の悪さなどが現れると考えられています。また、血疳は、精神的な不安定さや睡眠の質の低下を伴うことも少なくありません。これは、東洋医学では、血液が心の安定にも深く関わると考えられているためです。血疳の治療には、不足している血液を補うことが重要になります。食事療法では、血液の材料となる、赤身の肉や魚、レバー、ほうれん草、ひじきなどを積極的に摂ることが大切です。また、消化吸収を助ける食材、例えば、山芋や大根、かぼちゃなどを一緒に摂ることも効果的です。血疳は、適切な治療を行うことで改善が見込める病気です。お子様の顔色が優れない、爪の色が悪い、疲れやすいなどの症状が見られる場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
