夏の悩み、耳だれにご用心!~耳瘡の基礎知識~

東洋医学を知りたい
先生、『耳瘡』って東洋医学の用語だと思うんですけど、どういう意味ですか?

東洋医学研究家
いい質問だね。『耳瘡』は現代医学でいうと、外耳道に広がる炎症のことを指すんだ。具体的に言うと、耳の穴がかゆくなったり、痛みが出たり、膿が出たりする症状が出るんだよ。

東洋医学を知りたい
なるほど。じゃあ、西洋医学でいう『外耳炎』と同じようなものなんですか?

東洋医学研究家
そうだね。ほとんど同じものと考えていいよ。ただし、『耳瘡』は東洋医学の視点から見た場合の用語なので、西洋医学とは治療法などが異なる場合もあるんだ。
耳瘡とは。
「耳瘡」とは、東洋医学で使われる言葉で、耳の穴全体に炎症が広がっている状態のことを指します。
耳瘡とは?

– 耳瘡とは?
耳瘡は、耳の穴、つまり外耳道に炎症が起こる病気です。
鼓膜より外側の部分に症状が現れ、かゆみや痛み、耳だれ、閉塞感といった不快な症状を引き起こします。
-# 耳瘡の原因と症状
耳瘡は、細菌やウイルス、カビなどの微生物が外耳道に侵入し、炎症を引き起こすことで発症します。特に高温多湿の環境は、微生物が繁殖しやすいため注意が必要です。夏場のプールや海水浴の後、また耳掃除のしすぎで外耳道を傷つけた場合などは、耳瘡のリスクが高まります。
主な症状としては、強い痒み、耳だれ、耳の閉塞感などが挙げられます。症状が悪化すると、耳の痛みや発熱、耳の聞こえが悪くなるといったこともあります。
-# 耳瘡の予防と治療
耳瘡を予防するためには、耳の中を清潔に保つことが大切です。ただし、耳掃除はやりすぎると外耳道を傷つけ、かえって耳瘡のリスクを高める可能性があります。耳の入り口付近を軽く拭く程度に留めましょう。また、プールや海水浴の後には、耳をよく乾かすように心掛けましょう。
耳瘡の治療は、炎症の原因や症状に合わせて行われます。細菌感染が原因の場合は、抗生物質の点耳薬や内服薬が処方されます。また、かゆみや炎症を抑えるためのステロイド剤の点耳薬が使用されることもあります。
自己判断で市販薬を使用するのではなく、症状が出た場合は早めに耳鼻咽喉科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 疾患名 | 耳瘡 |
| 定義 | 耳の穴(外耳道)に起こる炎症性疾患 |
| 原因 | 細菌、ウイルス、カビなどの微生物感染 高温多湿環境での微生物繁殖 耳掃除のしすぎによる外耳道の損傷 |
| 症状 | 強い痒み 耳だれ 耳の閉塞感 耳の痛み(症状悪化時) 発熱(症状悪化時) 難聴(症状悪化時) |
| 予防 | 耳の中を清潔に保つ 耳掃除はやりすぎない プールや海水浴後によく耳を乾かす |
| 治療 | 原因に応じた薬物療法 – 細菌感染:抗生物質の点耳薬・内服薬 – 痒み・炎症:ステロイド剤の点耳薬 |
耳瘡の原因は?

– 耳瘡の原因は?
耳瘡とは、耳介や外耳道などに炎症が起こる病気です。その原因は様々ですが、大きく分けて細菌やカビなどの微生物による感染症、アレルギー反応、皮膚の病気などが考えられます。
細菌やカビは、耳垢や湿った環境を好むため、耳の中は繁殖しやすい場所です。耳掃除をしすぎて外耳道を傷つけたり、水泳や入浴などで耳の中に水が長時間残ったりすると、炎症を起こしやすくなります。また、耳かきやイヤホンを共有することも、細菌やカビの感染リスクを高めますので注意が必要です。
アレルギー反応による耳瘡は、特定の金属や化粧品、シャンプーなどが耳に触れることで起こります。かゆみを感じて耳を掻いてしまうことで、症状が悪化することもあります。心当たりのある方は、原因物質を特定し、接触を避けるようにしましょう。
アトピー性皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患がある方は、耳瘡を発症しやすいため注意が必要です。これらの病気は、皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌やカビに感染しやすくなっています。皮膚の炎症を抑える治療を行いながら、耳の清潔を保つことが大切です。
耳瘡は、適切な治療を行えば、多くの場合改善する病気です。しかし、自己判断で市販薬を使用したり、放置したりすると、症状が悪化したり、慢性化したりする恐れもあります。耳だれや痛み、かゆみなどの症状が現れたら、早めに耳鼻咽喉科を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
| 原因 | 詳細 | 予防策 |
|---|---|---|
| 細菌・カビ感染 | 耳垢や湿気を好み、繁殖しやすい。耳掃除のしすぎ、水泳、イヤホン共有などで感染リスク増加。 | 耳掃除はやりすぎない、耳に水が入ったらよく乾燥させる、イヤホン共有は避ける。 |
| アレルギー反応 | 特定の金属、化粧品、シャンプーなどに反応。かゆみから耳を掻き、悪化することも。 | 原因物質を特定し接触を避ける。 |
| 皮膚の病気 | アトピー性皮膚炎、湿疹などは皮膚のバリア機能が低下し、感染しやすくなる。 | 皮膚の炎症を抑える治療、耳の清潔を保つ。 |
耳だれが出たら要注意!

耳から分泌液が出る「耳だれ」は、耳の病気のサインである可能性があります。医学的には「耳漏」と呼ばれるこの症状は、中耳炎や外耳炎といった耳の炎症によって引き起こされることが多いです。
耳だれは、その見た目や臭いも様々です。初期は水のようにサラサラとした透明な分泌液の場合もありますが、症状が進むにつれて黄色や緑色の膿のようなドロドロとした分泌液に変化することもあります。また、悪臭を伴う場合もあり、細菌感染の可能性も示唆しています。
耳だれと共に、耳の痛みやかゆみ、耳が詰まったような閉塞感、発熱といった症状が現れることもあります。これらの症状を自覚したら、自己判断で市販薬を使用したり、耳掃除をしたりせず、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。自己流の処置は、症状を悪化させる可能性があります。
耳鼻咽喉科では、耳の奥の状態を専用の器具を使って診察し、適切な治療を行います。細菌感染が原因の場合は抗生物質の内服や点耳薬が処方されます。
耳だれは、放置すると難聴などの後遺症を残す可能性もあるため、早期発見・早期治療が重要です。少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
| 症状 | 特徴 | 対処法 |
|---|---|---|
| 耳だれ(耳漏) | – 中耳炎や外耳炎でみられる – 初期は水っぽい、後々に膿のようなドロドロとした分泌液に変化 – 黄色や緑色、悪臭を伴う場合も – 放置すると難聴のリスクも |
– 市販薬や耳掃除はNG – 速やかに耳鼻咽喉科を受診 |
耳瘡の治療法

– 耳瘡の治療法
耳瘡は、耳の穴やその周辺に生じる炎症で、強い痛みやかゆみを伴うことがあります。その原因は様々で、細菌やウイルスによる感染症、アレルギー反応、耳垢の蓄積などが考えられます。治療法は、原因や症状に合わせて適切に選択する必要があります。
細菌感染が原因で耳瘡が生じている場合は、抗生物質を用いた治療が行われます。抗生物質には、耳に直接滴下する点耳薬と、内服して全身に作用させる内服薬があります。医師の指示に従って、適切な種類と量の薬を使用することが大切です。かゆみが強い場合は、ステロイドを含んだ点耳薬が処方されることもあります。ステロイドには、炎症を抑え、かゆみや痛みなどの症状を和らげる効果があります。
また、耳垢が溜まっていることが原因で耳瘡になっている場合は、耳鼻咽喉科を受診して、耳垢の除去を受けるようにしましょう。耳垢は、外耳道に溜まった老廃物や皮脂などの混合物で、通常は自然に排出されますが、過剰に分泌されたり、排出がうまくいかないと、耳の穴を塞いでしまい、炎症を引き起こすことがあります。耳鼻咽喉科では、専用の器具を用いて、安全に耳垢を除去します。
自己判断で市販薬を使用したり、耳掃除をしたりすることは、症状を悪化させる可能性がありますので、避けましょう。耳に違和感を感じたら、自己判断せずに、早めに医療機関を受診することが大切です。
| 原因 | 治療法 |
|---|---|
| 細菌感染 | – 抗生物質の点耳薬または内服薬 – かゆみが強い場合はステロイド含有の点耳薬 |
| 耳垢の蓄積 | – 耳鼻咽喉科での耳垢の除去 |
耳瘡を予防するために

– 耳瘡を予防するために
耳瘡は、外耳道に炎症が生じる病気で、痛みやかゆみ、耳だれなどの症状が現れます。 耳瘡を予防するためには、日頃から耳の清潔を保つことが重要です。しかし、自己流の耳掃除は、かえって外耳道を傷つけ、耳瘡のリスクを高める可能性があります。
耳掃除を行う際は、綿棒を奥まで入れるのは避け、耳の入り口付近を優しく掃除するようにしましょう。耳垢は自然に排出される仕組みがあるため、奥まで掃除する必要はありません。また、耳かきや鋭利な器具の使用も、外耳道を傷つける恐れがあるため控えましょう。
水泳や入浴後には、タオルで優しく水気を拭き取り、耳の中に水が残らないようにすることも大切です。耳の中に水が入ったままの状態が続くと、細菌が繁殖しやすくなり、耳瘡のリスクが高まります。耳栓の使用も、耳の中への水の侵入を防ぐ効果的な方法です。
日常生活では、バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけ、体の免疫力を高めることも耳瘡予防に繋がります。また、ストレスを溜め込み過ぎないように、適度な運動やリラックスする時間を取り入れることも大切です。もし、耳に痛みやかゆみ、耳だれなどの症状が現れた場合は、自己判断せずに、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
| 予防方法 | 詳細 |
|---|---|
| 耳掃除 | 綿棒は耳の入り口付近を優しく掃除する。耳垢は自然に排出されるため、奥まで掃除する必要はない。耳かきや鋭利な器具の使用は控える。 |
| 水気対策 | 水泳や入浴後、タオルで優しく水気を拭き取り、耳の中に水が残らないようにする。耳栓の使用も効果的。 |
| 生活習慣 | バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動、リラックス、ストレスを溜め込まない。 |
| 医療機関受診 | 耳に痛みやかゆみ、耳だれなどの症状が現れた場合は、自己判断せずに耳鼻咽喉科を受診する。 |
