東洋医学が捉える「心氣不寧」:その原因と治療法
- 心身のバランスを崩す「心氣不寧」とは
現代社会は、ストレスや不規則な生活、過剰な情報などにより、多くの人が心身に負担を抱えています。 そんな中、東洋医学で使われる「心氣不寧」という言葉をご存知でしょうか。
心氣不寧とは、強い不安感や動悸、ちょっとしたことにも驚きやすい、常に心が落ち着かない状態を指します。これは西洋医学でいう特定の病気とは異なり、東洋医学特有の考え方である「心」と「体」のバランスが崩れた状態を指し示しています。
具体的には、「何となく落ち着かない」「イライラしやすい」「ぐっすり眠れない」「食欲がない」といった症状が現れます。
これらの症状に心当たりがある方は、もしかしたら心氣不寧の初期症状かもしれません。自覚症状がない場合でも、知らず知らずのうちに心身に負担を抱えている可能性もあります。
心氣不寧は、放置すると自律神経の乱れを引き起こし、さらに深刻な症状に繋がってしまうこともあります。自身の心身のサインを見逃さず、早めに対処することが大切です。