漢方の診察 東洋医学で見つめる「強硬舌」
{「強硬舌」とは、東洋医学の独特な用語で、舌が硬くなって突っ張ったように感じられ、動きが鈍くなっている状態を指します。東洋医学において、舌は単なる発声器官ではなく、「心」の状態を映し出す鏡のような存在と考えられています。西洋医学のように血液検査や画像診断などに頼るのではなく、東洋医学では、舌の動きや色つや、形などを注意深く観察することで、体内の状態や病気の兆候を掴もうとします。この強硬舌は、単独で現れることは少なく、他の症状と併発することが多いのも特徴です。例えば、言葉がうまく話せなかったり、ろれつが回らなかったり、言葉が途切れ途切れになったりすることがあります。また、口が渇いたり、めまいがしたり、体がふらついたりする症状が見られることもあります。このような症状は、西洋医学的には脳血管障害などの病気が疑われることがありますが、東洋医学では、体の内部に潜む「気」や「血」の巡りが滞っている状態だと考えます。
