その他 赤膜下垂:トラコーマにおける目の変化
- 赤膜下垂とは-# 赤膜下垂とは目は、外界からの光を取り込み、脳に視覚情報を伝える重要な器官です。その入り口にある透明な層が角膜ですが、「赤膜下垂」は、この角膜に本来は存在しない血管や細胞が侵入し、視界を妨げる病気です。健康な角膜は、血管が通っていない透明な組織です。これは、角膜が空気中の酸素を直接取り込むことができるためです。しかし、炎症や傷、酸素不足などが起こると、角膜は酸素不足を補うために、血管を新たに作り出そうとします。これが、角膜に血管が侵入する「血管新生」と呼ばれる現象です。赤膜下垂では、この血管新生によって角膜に血管や細胞が入り込み、薄い膜のようなものが張ったように見えることから、そのように呼ばれています。初期段階では、角膜の下部にわずかに血管が認められる程度ですが、症状が進行すると、角膜全体が不透明になり、視界がかすんだり、視力が低下したりする可能性があります。赤膜下垂は、コンタクトレンズの長期装用や、炎症、感染症、外傷などが原因で起こるとされています。症状が悪化すると、角膜移植が必要になる場合もあるため、早期発見・早期治療が重要です。
