乳房の張り

女性の悩み

東洋医学が考える月経と乳房の関係

- はじめに女性の体は、月の満ち欠けのように、およそひと月周期で変化を繰り返しています。この自然のリズムである月経周期に伴い、心身に様々な変化が現れますが、その一つとして、乳房の張りや痛み、腫れといった症状を感じる方も少なくありません。西洋医学では、これらの症状は、月経前に分泌が盛んになる女性ホルモンの影響で乳腺が張ることで起こると考えられており、一般的に「月経前症候群(PMS)」の身体症状の一つとして捉えられます。一方、東洋医学では、このような月経に伴う乳房の症状を『経行乳房脹痛』と呼び、古くから体の不調のサインとして捉え、身体のバランスを整えることで症状の改善を目指してきました。次の章では、東洋医学の観点から、この『経行乳房脹痛』の原因やメカニズムについて詳しく解説していきます。
女性の悩み

東洋医学が紐解く乳腺の病気「乳癖」

- 乳癖とは?乳癖は、東洋医学独自の考え方で、西洋医学では「乳腺症」や「線維嚢胞性乳腺疾患」といった病気に当てはまります。この病気は、乳腺組織の中に水分を含んだ袋状のものができたり、線維組織が増えてしまったりすることで起こります。その結果として、乳房に様々な症状が現れます。例えば、乳房全体、あるいは一部が張ったように感じたり、痛みを感じたりすることがあります。また、乳房に触れるとしこりのようなものを感じることもあります。これらの症状は、生理周期と関係して、生理前に特に強くなることが多いのも特徴です。一般的に、乳癖は命に関わる病気ではありません。しかし、症状がひどくなると、日常生活に大きな支障が出てしまうこともあります。そのため、症状が軽くても、気になる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。