その他 東洋医学から見る乳蛾:その原因と治療法
- 乳蛾とは乳蛾とは、東洋医学で用いられる言葉で、主に口の中の奥の上の方にある扁桃という部分が炎症を起こした状態を指します。西洋医学では「急性扁桃炎」と呼ばれるものにあたり、特にまだ体の機能が発展途上の乳幼児に多く見られます。乳蛾の名前の由来は、扁桃が炎症を起こして腫れ上がった時に、その表面が乳白色や黄白色の膿のような分泌物で覆われることにあります。その様子が、まるで蛾の羽のように見えることから、乳蛾と呼ばれるようになったのです。乳蛾は、喉の痛みや発熱、倦怠感などを伴うことが多く、炎症がひどい場合には、物を飲み込むのも困難になることがあります。また、扁桃の腫れが強くなると、呼吸がしづらくなることもあり、注意が必要です。東洋医学では、乳蛾の原因は、風邪などの外感邪気や、暴飲暴食、疲労などによる体の抵抗力の低下によって、体内に熱がこもった状態であると考えられています。そのため、乳蛾の治療には、熱を取り除き、体の抵抗力を高める漢方薬や鍼灸治療などが用いられます。乳蛾は、適切な治療を行えば、通常は数日で症状が改善されます。しかし、重症化すると、周囲の組織に炎症が広がり、膿瘍(のうよう)を形成することがあります。さらに悪化すると、敗血症などの命に関わる合併症を引き起こす可能性もあるため、早期に適切な治療を受けることが大切です。
