乾嘔

漢方の診察

東洋医学から見る乾嘔:その原因と対処法

- 乾嘔とは-# 乾嘔とは乾嘔とは、吐き気を催して嘔吐しようとするにも関わらず、実際には何も吐き出されない状態を指します。まるで胃の中が空っぽであるにも関わらず、無理に何かを出そうと体がしているような感覚に襲われるため、大変苦しく、不安を抱く方も少なくありません。この乾嘔は、医学的には「空嘔吐」とも呼ばれ、嘔吐中枢が刺激されることで引き起こされます。嘔吐中枢は、脳の一部である延髄という場所にあり、様々な要因によって刺激を受けます。例えば、胃腸の不調。胃炎や胃潰瘍、腸閉塞といった病気にかかると、胃腸が正常な動きを阻害され、その情報が嘔吐中枢に伝わって乾嘔を引き起こすことがあります。また、乗り物酔いや二日酔いなども、三半規管や内耳の異常、アルコールの分解によって生じるアセトアルデヒドなどの影響で嘔吐中枢が刺激され、乾嘔を引き起こす要因となります。さらに、つわりやストレスといった精神的な要因も、自律神経のバランスを乱し、嘔吐中枢に影響を与えることで乾嘔を誘発することがあります。乾嘔が続く場合は、これらの原因となる病気が隠れている可能性も考えられます。自己判断せず、医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。