体質 東洋医学における『内傷』:その原因と影響
- 内傷とは-# 体の内側から起きる不調東洋医学では、病気や不調の原因は、体の外から侵入してくるものと、体内で発生するものの二つに大きく分けられます。風邪などのように、外から病原体が侵入してくる場合はイメージしやすいでしょう。一方、体内で発生する原因の一つに「内傷」があります。内傷とは、文字通り体内の損傷を意味しますが、東洋医学では特に体の各器官が持つ働きである「臓気」を害する状態を指します。臓気とは、各器官が正常に働くためのエネルギーのようなものです。この臓気が不足したり、流れが滞ったりすると、体に様々な不調が現れます。では、なぜ内傷が生じるのでしょうか?東洋医学では、人の心と体は密接に繋がっていると考えます。そのため、激しい怒りや不安、悲しみ、過労、不摂生といった精神的なストレスや生活習慣の乱れは、体のバランスを崩し、臓気を損ねて内傷を引き起こすと考えられています。つまり、内傷は、目には見えない心の状態が、体の内側に影響を与えて現れたものと言えるでしょう。
