分泌物

アレルギー

東洋医学における眼の分泌物「眵」

- 「眵」とは-# 「眵」とは「眵(し)」とは、東洋医学において、目やにのことを指します。これは、現代医学でいうところの眼脂にあたり、朝起きたときに目頭に溜まっていることのある、あの黄色っぽい分泌物のことです。私たちは普段、特に気に留めることなく生活していますが、東洋医学では、この「眵」は体の状態を反映する重要なサインの一つと考えられています。東洋医学では、目と五臓六腑の関係は密接であると考えられており、特に肝は目に通じていると言われています。そのため、「眵」の状態を観察することで、肝の働きや体の状態を推察することができます。例えば、「眵」が多い場合は、肝に熱がこもっていると考えられます。これは、ストレスや不眠、暴飲暴食などが原因で、肝の働きが亢進している状態です。また、「眵」が黄色く粘り気が強い場合は、体内に熱がこもり、炎症が起こっているサインかもしれません。一方、「眵」が少ない場合は、肝の働きが低下している可能性があります。これは、疲労や冷え、血虚などが原因で、肝の機能が衰えている状態です。このように、「眵」は、一見取るに足らないもののように思えますが、東洋医学では体の状態を把握するための重要な手がかりとなります。日頃から「眵」の状態に気を配り、体のサインを見逃さないようにしましょう。
漢方の診察

おりものの色が伝える体のサイン:黄帯とは?

- 黄帯って何?黄帯とは、東洋医学で用いられる言葉で、女性器から黄色っぽいおりものが出る状態を指します。おりものは、女性の体の状態を映し出す鏡のようなもので、東洋医学では、その色や状態から体の不調を見極める重要な手がかりの一つとしています。健康な状態のおりものは、透明もしくは乳白色で、ほぼ無臭です。しかし、黄帯の場合、おりものは黄色っぽく濁り、どろっとした粘り気を帯びることが特徴です。さらに、場合によっては独特の不快な臭いを伴うこともあります。東洋医学では、黄帯は体内の冷えや水分代謝の滞り、そして、子宮や卵巣など、女性特有の臓器の働きが弱まっているサインだと考えられています。これらの不調が重なることで、おりものが黄色く変化すると考えられています。黄帯は、必ずしも病気のサインではありませんが、普段とは異なるおりものに気付いたら、自己判断せずに、医療機関を受診し、医師の診断を受けるようにしましょう。
漢方の診察

湿毒證:体内の滞りがもたらす不調

- 湿毒證とは東洋医学では、健康を保つためには体内の水分バランスが非常に重要であると考えられています。体内の水分代謝が滞ると、不要な水分が「湿」と呼ばれる状態となって体内に溜まってしまうと考えられています。この「湿」は、まるでじめじめとした場所にカビが生えるように、放置すると体にとって有害な「毒」に変化すると考えられており、これを「湿毒」と呼びます。そして、この湿毒が原因となって様々な不調が現れる状態を「湿毒證」と呼びます。湿毒證は、慢性的な疾患や皮膚疾患、婦人科疾患など、幅広い症状と関連していると考えられています。例えば、関節が重だるく痛む、体が重い、食欲不振、下痢や軟便になりやすい、おりものが増える、皮膚が赤く腫れ上がる、かゆみが出る、といった症状は、湿毒證の代表的な症状の一部です。現代社会は、食生活の乱れやストレス、睡眠不足、冷房の使いすぎなど、湿毒が生じやすい要因が多く潜んでいます。さらに、これらの要因が重なり合うことで、湿毒證はより複雑化し、症状も多岐にわたる傾向にあります。湿毒證は、その原因や症状が多岐にわたるため、自己判断で対処するのではなく、専門家の診断を受けることが大切です。東洋医学では、一人ひとりの体質や症状に合わせて、漢方薬の処方や鍼灸治療、食事指導など、様々な角度から湿毒を取り除き、体のバランスを整えていきます。