分泌

漢方薬

東洋医学における収渋薬の役割

- 収渋薬とは-# 収渋薬とは東洋医学では、人間の体は自然の縮小版と考えられており、自然界と同様に、体内でも様々なものが循環し、バランスを保っています。このバランスが崩れた時、私達は体調不良を感じることになります。体の様々な機能を調整する漢方薬の中で、”収渋薬”と呼ばれる種類の生薬があります。収渋薬は、例えるなら、開いた毛穴を引き締めるように、体の過剰な排出や分泌を抑制する働きをします。 汗や尿、便などは、本来であれば体にとって不要なものを排出するために必要なものです。しかし、これらの排出が過剰になると、体に必要な水分や栄養素までもが失われてしまい、体に不調をきたすことがあります。収渋薬は、汗、尿、便、血液、おりものなど、様々なものの過剰な排出を抑えることで、体のバランスを整え、健康な状態へと導くために用いられます。 例えば、寝汗がひどい場合や、頻繁に下痢を起こしてしまう場合、あるいは女性の場合、おりものが多くて悩んでいる場合などにも、収渋作用を持つ生薬を含む漢方薬が有効となることがあります。ただし、むやみに服用すると、かえって体に悪影響を及ぼす可能性もあります。自己判断せず、漢方医や薬剤師などの専門家に相談の上、適切な処方を受けるようにしましょう。