化膿性感染症

その他

東洋医学から見る腋癰

脇の下にあたる部分は、医学用語で腋窩と呼ばれ、人体にとって重要な役割を担っています。東洋医学では、この腋窩に熱を帯びた腫れや痛みが現れる症状をまとめて「腋癰」と呼びます。これは、現代医学でいうところの腋窩リンパ節炎や化膿性汗腺炎などと共通する部分があるとされています。腋窩は、リンパ節が集中している部位であるため、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入すると、免疫反応によってリンパ節が腫れ、痛みを生じることがあります。また、脇の下は汗腺が多く、高温多湿になりやすいことから、細菌が繁殖しやすく、汗腺に炎症が起こることもあります。東洋医学では、これらの症状は、体内の熱や湿邪が原因で起こると考えられています。熱や湿邪は、過労やストレス、食生活の乱れなどによって体内に蓄積され、気の流れを阻害することで、様々な不調を引き起こすとされています。腋癰の場合、これらの邪気が腋窩に滞留することで、腫れや痛み、熱感を引き起こすと考えられています。東洋医学では、症状や体質に合わせて、漢方薬の処方や鍼灸治療などを用いて、体内の熱や湿邪を取り除き、気の流れを整えることで、腋癰の症状を改善していきます。
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東洋医学から見る癰の理解

皆様、東洋医学の世界へようこそ。今回は、身体の奥底で静かに、そして激しく燃え盛る炎のような存在である「癰(よう)」について、その神秘のベールを一枚一枚めくっていきましょう。「癰」という耳慣れない言葉に、戸惑いを感じられた方もいらっしゃるかもしれません。これは、現代の医療の世界では「カルブンケル」あるいは「化膿性感染症」と呼ばれる症状の一つであり、皮膚の奥深くで膿が溜まり、焼け付くような痛みと、まるで熱を持った風船のように膨れ上がる腫れを引き起こす、大変厄介な病です。では、一体なぜ、私たちの身体の中でこのような激しい炎症が起こってしまうのでしょうか?その原因やメカニズム、そして古来より東洋医学が育んできた独自の治療法など、これから数回に渡り、皆様を「癰」の深淵へとご案内して参ります。どうぞご期待ください。