その他 時間と運命を司る「甲子」
甲子(かのえね)とは、古代中国を起源とする時間の概念で、東洋思想において運命を紐解く上で欠かせない要素とされています。甲子は、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたもので構成されています。十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十種類、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二種類から成り、これらの十干と十二支を順に組み合わせることで、六十通りの組み合わせが生まれます。例えば、最初の組み合わせは「甲子」、次は「乙丑」、その次は「丙寅」というように、六十番目の「癸亥」まで続きます。この六十の組み合わせの一つ一つが「甲子」と呼ばれ、年や月、日、時間など、様々な時間の単位に当てはめられます。甲子は、単なる時間の単位を超えて、古代中国では宇宙のサイクルや自然の摂理を表すものと考えられていました。そして、この甲子のサイクルに基づいて、人の運命や吉凶が占われてきました。現代でも、甲子は暦や占いの分野で重要な役割を果たしており、東洋思想を理解する上で欠かせない概念と言えるでしょう。
