反關脈

漢方の診察

解剖学的謎「反関脈」:東洋医学におけるその意義とは

- 珍しい橈骨動脈の走行通常、手首の親指側で触れることができる脈拍は、橈骨動脈という血管によって拍動しています。この橈骨動脈は、心臓から送り出された血液を指先まで運ぶ役割を担っています。しかし、まれにこの橈骨動脈が通常とは異なる走行を示す場合があります。これを「反関脈」と呼びます。反関脈の場合、橈骨動脈は手首の甲側、つまり手の背側を走行します。そのため、本来ならば手首の内側で触れることができる脈拍が、手の甲側で触れられることになります。これは、胎児期における血管の発達過程の変異によって生じると考えられており、約3%の人に見られる比較的珍しい現象です。反関脈自体は無症状であることが多く、健康上の問題を引き起こすことはほとんどありません。しかし、動脈採血やカテーテル検査などの医療処置を行う際に、橈骨動脈の走行を正確に把握しておくことは非常に重要です。反関脈の場合、通常の位置に橈骨動脈を触知することができないため、医療従事者が誤って別の血管を穿刺してしまう可能性があります。そのため、医療従事者は、脈拍を触診する際には、手首の内側だけでなく、甲側も確認することが重要です。また、患者自身も、自身の橈骨動脈の走行について知っておくことが大切です。もし、手首の甲側で脈拍が触れる場合には、医療機関を受診する際にその旨を伝えるようにしましょう。