口乾

漢方の診察

東洋医学の見方:口乾とその対処法

- 口乾とは-# 口乾とは口乾とは、東洋医学では、単に口の中が乾いている状態を指すのではなく、体の水分を調整する機能や、気や血の流れが乱れている状態が深く関係していると考えられています。 これは、体内の水分が不足している、あるいは、必要な場所に水分を運ぶ力が弱まっていることを示していると考えられています。西洋医学では、口乾の原因として、シェーグレン症候群などの免疫の病気や、薬の副作用、年齢を重ねることなどが挙げられます。一方、東洋医学では、これらの原因に加えて、精神的な緊張や不安、不規則な生活習慣、偏った食事なども口乾の原因となり得ると考えています。東洋医学では、口乾を改善するために、体の constitution (体質)を見極め、その人に合った漢方薬を選んだり、鍼灸治療を行ったりします。また、食事療法や生活習慣の改善も重要視されます。例えば、水分をこまめに摂ること、冷たい飲み物や刺激物を控えること、十分な睡眠をとること、ストレスを溜めないように工夫することなどが大切です。口乾は、体の不調を知らせるサインの一つです。口乾が続く場合は、自己判断せずに、専門医に相談することをお勧めします。
漢方の診察

胃陰虚証:その特徴とセルフケア

- 胃陰虚証とは東洋医学では、人間の体は「気」「血」「水」の3つの要素で成り立っており、これらが調和することで健康が保たれると考えられています。これらの要素はさらに「陰」と「陽」に分けられ、「陰」は体にとって欠かせない水分や栄養、物質的な基礎を、「陽」は体の活動や温かさ、エネルギーを表します。「胃陰虚証」とは、胃の働きを潤す「陰液」が不足した状態を指します。この陰液は、西洋医学でいうところの胃液や血液、粘膜などを生成する役割を担っており、消化吸収をスムーズに行うために欠かせません。現代社会では、過剰なストレスや不規則な食生活、睡眠不足、過労などが原因で、この陰液が不足しやすくなっています。また、加齢に伴い体の水分量や機能が低下することも胃陰虚証を引き起こす要因となります。陰液が不足すると、胃の粘膜が乾燥し、消化機能が低下します。さらに、栄養がうまく吸収されず、体力や気力が低下したり、肌の乾燥や便秘などの症状が現れたりすることもあります。東洋医学では、このような症状が現れた場合、胃陰虚証を疑い、陰液を補う治療を行います。
漢方の診察

陰虚から読み解く脾胃の不調

- 脾胃陰虚証とは-# 脾胃陰虚証とは東洋医学では、人間の身体は「気」「血」「津液」の3つの要素で成り立っており、これらが互いに影響し合いながらバランスを保つことで健康が維持されていると考えられています。「気」は生命エネルギー、「血」は血液とその働き、「津液」は体液全般を指します。そして、「陰陽論」という考え方では、あらゆる物事を「陰」と「陽」の相反する2つの側面で捉えます。身体の中では、「陰」は物質的な基礎となる栄養や潤いを与える要素、「陽」は身体の機能を活発にする温熱の要素を表します。「脾胃陰虚証」とは、消化吸収を担う「脾」と飲食物を受け入れる「胃」において、「陰液」が不足し、乾燥している状態を指します。東洋医学では、「脾」は飲食物から栄養を抽出し、「胃」は飲食物を受け入れて消化する役割を担い、この2つの働きによって身体に栄養が行き渡ると考えられています。しかし、過労やストレス、睡眠不足、偏った食生活、加齢などが続くと、「脾」と「胃」の働きが低下し、「陰液」が不足してしまうことがあります。その結果、食べ物の消化吸収がうまくいかなくなり、様々な不調が現れると考えられています。