漢方の診察 顔の非対称性に注意!口僻ってどんな病気?
- 口僻とは?口僻とは、顔の表情を司る神経である顔面神経に麻痺が生じることで発症し、顔が歪んでしまう病気です。顔の筋肉をスムーズに動かすことができなくなるため、顔の片側、あるいは左右どちらかが非対称な状態になります。口僻の症状は顔の歪みだけに留まりません。まぶたを完全に閉じることが困難になったり、無意識のうちに口から唾液が流れ出てしまったりするケースもあります。さらに、食事にも支障が生じ、食べ物を口に運ぶ、飲み込むといった動作が難しくなることもあります。東洋医学では、口僻は主に「風邪(ふうじゃ)」によるものと考えられています。「風邪」とは、冬の冷たい空気だけでなく、季節の変わり目などに体に侵入する様々な邪気の総称です。この邪気が顔面神経に侵入し、気血の流れを阻害することで、顔の筋肉が正常に機能しなくなると考えられています。口僻の治療では、鍼灸治療が有効とされています。顔面部のツボに鍼や灸を施すことで、気血の流れを改善し、顔面神経の麻痺を回復させていきます。さらに、身体全体のバランスを整えるために、手足のツボにも鍼灸治療を行う場合もあります。
