その他 反射と防御反応:くしゃみの謎に迫る
誰もが経験する生理現象、くしゃみ。鼻の奥がむずがゆくなったり、異物を感じたりしたとき、私たちは反射的に「ハクション!」と、くしゃみをしてしまいます。時に周囲を驚かせるほどの激しい音と勢いで起こるこの現象、一体私たちの体の中では何が起こっているのでしょうか?くしゃみは、鼻腔に侵入した異物(ウイルス、細菌、ほこり、花粉など)を体外に排出するために起こる、いわば生体防御反応です。鼻の奥にあるセンサーが異物を感知すると、脳に信号が送られ、その指令を受けて、肺の中に空気をため込み、一気に鼻や口から勢いよく排出します。この時、1秒間に100メートルもの速さで空気が排出されることもあり、その勢いの強さがうかがえます。くしゃみと似た現象に咳がありますが、咳は気管や気管支など、気道と呼ばれる呼吸器官に異物や刺激を感じた時に起こるのに対し、くしゃみは鼻腔で起こる現象という違いがあります。また、くしゃみは通常一過性のものであり、心配する必要はありませんが、頻繁にくしゃみが出続けたり、発熱などの症状を伴う場合は、アレルギー性鼻炎や風邪などの可能性も考えられますので、医療機関を受診するようにしましょう。
