小便頻数

漢方の診察

東洋医学が考える頻尿の原因と改善策

- 頻尿とは-# 頻尿とは一日に何度もトイレに行きたくなる、いわゆる頻尿。西洋医学では膀胱炎などの病気が疑われますが、東洋医学では体の水分の流れが滞っているサインだと捉えます。東洋医学では、この状態を改善するために、体の根本的なバランスを整えることを重視します。東洋医学では、体の中を「気・血・水」という3つの要素が循環しているとされています。これらが滞りなく流れ、バランスが取れている状態が健康と考えます。頻尿の場合、「水」の巡りが悪くなっていると考え、「気」や「血」の流れも合わせて整えることで、根本からの改善を目指します。では、なぜ「水」の巡りが悪くなってしまうのでしょうか?その原因は様々ですが、冷えやストレス、過労、水分代謝の低下などが考えられます。例えば、冷えによって体が緊張すると、体内の水分の流れが悪くなり、頻尿を引き起こしやすくなると考えられています。東洋医学では、患者さん一人ひとりの体質や生活習慣などを丁寧に聞き取り、その原因を探っていきます。そして、鍼灸治療や漢方薬の処方などを通して、体のバランスを整え、自然治癒力を高めることで、頻尿の改善を促します。頻尿は、日常生活で不安や不便を感じやすい症状です。我慢せずに、東洋医学の力を借りて、根本から改善を目指してみてはいかがでしょうか?
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膀胱虚寒証:冷えと頻尿の関係

- 膀胱虚寒証とは-# 膀胱虚寒証とは東洋医学では、人の体には「気」と「血」が巡っており、このバランスが崩れることで様々な不調が現れると考えられています。この考え方に基づき、病気の状態や体質を総合的に判断する際に用いられるのが「証」です。数ある証の一つである「膀胱虚寒証」は、体の温める力である「陽気」が不足し、特に腎臓の陽気が低下することで膀胱の機能が低下した状態を指します。腎臓は東洋医学では生命エネルギーの源である「精」を蓄え、成長や発育、生殖機能を司るとされています。この腎臓の陽気が不足すると、膀胱の働きが弱まり、尿の生成や排泄がうまくいかなくなるのです。具体的には、頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、残尿感、尿量減少、夜間尿量増加、透明で薄い尿といった症状が現れます。 さらに、冷え症や腰痛、下半身の倦怠感、むくみなどを伴うこともあります。これは、膀胱虚寒証が単独で起こるのではなく、全身の冷えや水分の代謝異常と深く関わっているためです。膀胱虚寒証を改善するには、体を温め、腎臓の陽気を補うことが大切です。食事では、体を温める効果のある食材を積極的に摂り入れると良いでしょう。