急黄

漢方の診察

命に関わる危険信号? 急黄について解説

- 急黄とは-# 急黄とは急黄とは、その名の通り、急激に皮膚や白目が黄色くなる黄疸が、短期間で現れる病気です。東洋医学では、非常に危険な状態だと考えられています。単に皮膚や白目が黄色くなるだけの黄疸とは異なり、全身状態が悪化するスピードが速く、予後も不良となる重症例を指します。急黄は、体内の生命エネルギーである「気」、血液に相当する「血」、その両方を合わせて体の機能を支える「水」のバランスが、何らかの原因で著しく崩れた状態だと捉えられています。特に、「陽」の性質を持つ「気」が急に衰えたり、「熱」が体内にこもった状態で発症することが多く、高熱や意識障害、出血傾向などを伴うこともあります。西洋医学では、劇症肝炎や胆道閉塞、溶血性疾患などが原因で起こる重症黄疸に相当し、集学的治療が必要となります。東洋医学では、西洋医学的な治療と並行して、病状の進行段階や体質、環境などを総合的に判断し、漢方薬の処方や鍼灸治療などを行います。具体的には、体内にこもった熱を取り除く瀉熱解毒や、衰えた「気」を補う益気養陰などの治療法が選択されます。急黄は命に関わる病気であるため、早期発見と迅速な治療が重要です。そのため、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる、全身倦怠感、食欲不振、発熱などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。