その他

親知らずだけじゃない?奥深い歯の世界

私たちが普段何気なく「歯」と呼んでいるものには、実はそれぞれ正式名称が存在します。前から数えて3番目の大臼歯、つまり奥から3番目の歯は「第三大臼歯」と呼ばれ、一般的には「親知らず」として広く知られています。この「親知らず」という呼び名は、第三大臼歯が生えてくる時期に由来しています。第三大臼歯は一般的に10代後半から20代前半にかけて生えてくるとされ、ちょうどその頃には多くの人が親元を離れて暮らすようになるとされています。そのため、親が子供の口の中に生えてきた第三大臼歯に気付かないことから、「親知らず」と呼ばれるようになったと言われています。第三大臼歯は、現代人の顎の大きさと比較すると、生えるための十分なスペースがない場合も多いとされています。そのため、まっすぐに生えてこられずに斜めに生えてきたり、歯茎の中に埋まったままになってしまったりすることがあります。このような場合、歯磨きがしにくくなって歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。また、周囲の歯を圧迫して歯並びが悪くなったり、顎の骨の中に埋まったまま炎症を起こしたりすることもあります。第三大臼歯は必ずしも抜歯が必要なわけではありませんが、上記のようなトラブルを避けるためにも、歯科医院で定期的に検査を受けることが大切です。
漢方の診察

歯茎のトラブルと虚火の関係

- 虚火灼齦證とは-# 虚火灼齦證とは虚火灼齦證とは、東洋医学に基づいた考え方の一つで、体内の陰陽のバランスが崩れることで引き起こされる症状を指します。この場合、体の潤いを保つ「陰」が不足し、相対的に熱を生み出す「陽」が過剰になることで、体に様々な不調が現れます。この状態を東洋医学では「虚火」と呼びます。まるで乾燥した場所に焚き火をするように、体内の潤い不足によって熱がこもり、特定の部位に集中してしまうのです。虚火灼齦證では、その熱が歯茎に影響を与え、歯茎が赤く腫れ上がったり、痛みを感じたり、出血しやすくなったりします。さらに、口が渇きやすく、味が感じにくい、息が熱っぽく感じるといった症状が現れることもあります。虚火灼齦證は、偏った食生活や睡眠不足、過労、ストレスなど、現代人に多い生活習慣の乱れによって引き起こされやすいと考えられています。そのため、治療には、生活習慣の見直しや食事療法、漢方薬の服用など、体質を改善し、陰陽のバランスを整えることを目的とした方法が用いられます。