気血両虚

漢方の診察

現代人にも多い?気血両虚証を解説

- 気血両虚証とは-# 気血両虚証とは東洋医学では、健康を保つために欠かせない要素として「気」と「血」の存在を大切に考えています。「気」は目には見えませんが、体を動かすエネルギー源のようなものです。呼吸や消化、血液循環といった体の機能を支え、体温を維持したり、病気から体を守ったりするのも「気」の働きによるものと考えられています。一方、「血」は西洋医学の血液と同じように、全身に栄養を運ぶ役割を担っています。「気血両虚証」とは、この「気」と「血」の両方が不足している状態を指します。不足の原因としては、過労や睡眠不足、偏った食事、慢性的な病気、加齢などが挙げられます。「気」が不足すると、元気がなくなり、疲れやすくなったり、息切れしやすくなったりします。また、「血」が不足すると、顔色が悪くなり、めまいや立ちくらみがしたり、爪や唇の色が悪くなったりします。気血両虚証になると、これらの症状が複合的に現れることが特徴です。例えば、「疲れやすい」「顔色が悪い」「めまいがする」「食欲がない」といった症状が同時に見られることがあります。東洋医学では、一人ひとりの体質や症状に合わせた治療法を重視しています。気血両虚証と診断された場合、漢方薬の処方や食事療法、生活習慣の改善などを通して、不足している「気」と「血」を補い、体のバランスを整えていきます。