漢方の診察 水氣凌心證を理解する
- 水氣凌心證とは-# 水氣凌心證とは水氣凌心證は、東洋医学で使われる言葉で、体の水分代謝が悪くなり、心臓の働きが弱まってしまう状態を指します。まるで心臓に水が迫ってきているような状態を表しています。東洋医学では、心臓は体中に血液を巡らせる働きを担い、生命エネルギーである「陽気」をつかさどると考えられています。一方、腎臓は体内の水分の調節を担い、不要な水分を尿として排泄する役割を担っています。水氣凌心證は、この心臓と腎臓の陽気が不足することで起こると考えられています。心臓の陽気が不足すると、血液を力強く循環させることができなくなり、体内の水分の流れも滞ってしまいます。また、腎臓の陽気が不足すると、体内の余分な水分をうまく排泄することができなくなり、体に水が溜まりやすくなってしまいます。このように、水氣凌心證は心臓と腎臓、両方の機能低下が深く関係していると考えられています。
