滲出液

漢方の診察

東洋医学が考える唇の炎症「脣風」

- 脣風とは脣風とは、東洋医学の考え方の一つで、唇に炎症が生じて、ひび割れや汁が出てくる状態を指します。これは、西洋医学でいう口唇炎にあたり、乾燥や炎症が原因で唇が赤く腫れ上がったり、ひび割れて痛みが出たりします。脣風は、ただ唇が乾いている状態とは異なり、体の中のバランスが崩れているサインとして現れると考えられています。東洋医学では、唇は消化器官である「脾」と密接な関係があるとされています。脾は、食べ物を消化吸収し、栄養を全身に送る働きを担っており、この働きが弱ると、唇に症状が現れやすくなると考えられています。例えば、暴飲暴食や冷たい食べ物の摂り過ぎ、不規則な生活習慣などは、脾に負担をかけ、脣風を引き起こす一因となると考えられています。また、脣風は、風邪や冷え、乾燥など、外からの影響を受けて発症することもあります。特に、冬場は空気が乾燥しやすいため、唇の水分が奪われ、脣風になりやすいと言われています。脣風の症状としては、唇の乾燥、ひび割れ、腫れ、痛み、出血などがあります。症状が悪化すると、口を開けるのも痛くなる場合もあるため注意が必要です。脣風の予防には、普段から脾を労り、体のバランスを整えておくことが大切です。具体的には、規則的な生活習慣を心がけ、栄養バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。また、冷たい食べ物や飲み物は控えめにし、温かいものを積極的に摂るように心がけましょう。乾燥が気になる場合は、リップクリームなどで唇を保湿することも効果的です。
アレルギー

皮膚の湿り気を整え、かゆみを鎮める「燥湿止痒」

- 「燥湿止痒」とは-# 「燥湿止痒」とは「燥湿止痒」(そうしつしよう)は、東洋医学における治療法の一つで、皮膚表面の過剰な湿り気を乾燥させ、かゆみを鎮めることを目的としています。私たちの体は、一枚の皮膚によって覆われています。皮膚は、体を守る大切な役割を担っていますが、常に外気に触れているため、様々な影響を受けやすい器官でもあります。例えば、湿度が高い環境に長時間いたり、体内の水分代謝が滞ったりすると、皮膚表面に余分な湿気が溜まりやすくなります。この状態が続くと、皮膚に不快なかゆみが生じたり、炎症を起こしやすくなったりします。このような皮膚トラブルに対して、東洋医学では古くから「燥湿止痒」という治療法を用いてきました。「燥」は乾燥させること、「湿」は湿気、「止」は止めること、「痒」はかゆみを表しています。つまり、「燥湿止痒」は、皮膚表面に過剰に存在する湿気を取り除き、かゆみを抑えることを意味します。「燥湿止痒」の効果を得るためには、体質や症状に合わせた適切な生薬の選択や、食事療法、生活習慣の改善などが重要となります。専門家の指導のもと、自分に合った方法で「燥湿止痒」を実践していくようにしましょう。