漢方の診察 熱邪伝裏:体内の奥深くへ進む熱
- 熱邪とは-# 熱邪とは東洋医学では、私達の体に悪影響を及ぼす様々な要因を「邪気」と呼び、その一つに「熱邪」があります。熱邪とは、その名の通り熱を帯びた邪気のことを指します。私達の体は、本来は一定の温度に保たれており、このバランスが保たれていることで健康な状態を維持しています。しかし、強い日差しを浴び続けたり、激しい運動をして体が熱を持った状態が続いたりすると、体内に熱が過剰に溜まってしまうことがあります。この過剰な熱が、東洋医学でいう「熱邪」として、様々な不調を引き起こすと考えられています。例えば、夏の強い日差しを浴びて熱中症になったり、辛いものを食べ過ぎて胃の不快感や口内炎ができたりするのは、この熱邪の影響によるものと考えられています。また、熱邪は体に熱をこもらせるだけでなく、水分を奪い乾燥させる性質も持っています。そのため、喉の渇きや皮膚の乾燥、便秘などの症状が現れることもあります。熱邪は、気温の高い夏だけでなく、冬でも暖房の効いた室内に長時間いたり、厚着をしすぎたりすることでも体内に溜まりやすくなります。体の熱バランスを崩さないように、季節や環境に合わせた過ごし方を心がけることが大切です。
