痢疾

漢方の診察

命に関わることも? 噤口痢の恐怖

- 噤口痢とは噤口痢は、東洋医学の古い書物に登場する、命を落とす危険性も孕んだ重篤な病気です。激しい下痢に襲われるだけでなく、全くと言っていいほど食欲がなくなり、無理に食べたり飲んだりしようとすると、吐き気を催して嘔吐してしまうという、三重苦に苦しむ恐ろしい病気として知られています。現代の医学では、この病気にぴったり当てはまる病名は見つかっておらず、詳しい原因やメカニズムは、今もなお解明されていません。ただ、その症状から、体の水分や栄養をうまく吸収できなくなる消化器系の深刻な機能不全と考えられています。東洋医学では、この病気を引き起こす要因として、過度なストレスや不摂生、体質などが複雑に絡み合っているとされています。現代においても、噤口痢は、その原因や治療法が確立していないため、発症すると治療は困難を極めます。西洋医学的な対症療法と並行して、東洋医学的な観点から、体質改善や生活習慣の見直しを行うなど、様々な角度からのアプローチが必要とされています。
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東洋医学から見る疫毒痢:その恐ろしさと対処法

- 疫毒痢とは-# 疫毒痢とは疫毒痢とは、東洋医学の古典に記された病名で、現代でいう感染性腸炎の中でも、特に重症な症状を呈する病態を指します。その名の通り、まるで毒のように体内に侵入し、激しい症状を引き起こすことから、古来より恐れられてきました。現代医学の視点からは、細菌やウイルスによる食中毒や赤痢などの感染症と重なる部分が多いと考えられます。しかし、東洋医学では、単なる病原体の侵入だけでなく、体の抵抗力や環境、生活習慣などが複雑に絡み合って発症すると捉えています。例えば、暴飲暴食や過労、睡眠不足などが続くと、体の防衛機能である「正気」が損なわれます。すると、そこに「疫毒」と呼ばれる邪気が侵入しやすくなり、激しい下痢や腹痛、発熱といった症状を引き起こすと考えられています。疫毒痢の治療には、まず体に溜まった毒素を排出することが重要です。そのために、東洋医学では、嘔吐や下痢といった体の自然な反応を無理に抑え込まず、むしろ促進させるような治療法を用いることもあります。また、症状が落ち着いてきたら、消化機能を高め、体力を回復させる漢方薬などを用いて、根本的な体質改善を目指します。疫毒痢は、現代社会においても決して他人事ではありません。日頃からバランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけ、体の抵抗力を高めておくことが大切です。
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東洋医学が考える痢疾とその治療法

- 痢疾の概要痢疾は、強い腹痛と何度も便意を催し、血や粘液が混じった便が出る病気です。これは、食べ物などを通じて、体に害をなすごく小さな生き物(細菌やウイルスなど)が入り込み、食べ物を消化する器官、特に大部分を占める腸に炎症を起こすことで発症します。単なるお腹の不調とは異なり、重症化すると、体内の水分や栄養が失われ、命に関わることもあります。東洋医学では、痢疾の原因となるこれらの小さな生き物の侵入経路として、「湿邪」の影響を重要視します。湿邪とは、ジメジメとした環境や、水分の摂り過ぎなどによって、体に余分な水分が溜まった状態を指します。この湿邪が体に停滞すると、気の流れが滞り、消化機能が低下します。その結果、体に有害なものが侵入しやすくなり、腸に炎症を引き起こし、痢疾を発症すると考えられています。痢疾の治療には、まず、体に侵入した有害なものを取り除き、腸の炎症を抑えることが重要です。さらに、湿邪を取り除き、消化機能を高めることで、再発を予防します。