瘧(おこり), 悪寒, 発熱, 湿邪, 膩苔, 緩脈

漢方の診察

湿瘧:湿邪が招くマラリアの複雑な様相

- 湿瘧とは-# 湿瘧とは湿瘧とは、熱帯地域でよく見られる感染症であるマラリアの中でも、体に余分な水分や湿気が溜まっている状態(湿邪)が加わることで、症状が悪化するタイプを指します。マラリアは、ハマダラカという蚊が媒介する寄生虫によって引き起こされます。この寄生虫が体内に入ると、赤血球の中で増殖し、高熱や悪寒、発汗といった症状を引き起こします。湿瘧の場合、これらの一般的なマラリアの症状に加えて、湿邪の影響による特有の症状が現れます。具体的には、体が重だるく感じたり、食欲不振、吐き気、下痢などの消化器症状、むくみ、関節痛などが挙げられます。湿瘧は、高温多湿な環境で生活したり、甘いものや脂っこいものを過剰に摂取したりすることで発症しやすくなると考えられています。湿瘧の治療には、マラリアの治療と並行して、湿邪を取り除く治療が行われます。漢方薬を用いる場合は、患者の体質や症状に合わせて、利尿作用や消化機能改善作用を持つ生薬などが処方されます。湿瘧を予防するには、マラリアの予防対策に加えて、湿気の多い場所を避ける、バランスの取れた食事を心がける、適度な運動をして汗を流すなどの生活習慣を心がけることが大切です。