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東洋医学から見る鵝掌風:その原因と対策

- 聞き慣れない病名、鵝掌風とは?「鵝掌風」という言葉をご存知でしょうか。聞き慣れない方がほとんどかもしれません。これは、主に手、特に手のひらや指に発症する、慢性的な皮膚の炎症を指す言葉です。東洋医学では、その見た目が乾燥して硬くなったガチョウの足に似ていることから、このように呼ばれています。西洋医学では、角化症を伴う皮膚炎として認識されています。鵝掌風は、初期症状として、手のひらや指が赤くなる、かゆみが出る、といった症状が現れます。症状が進むにつれて、皮膚が乾燥して硬くなり、ひび割れが生じることがあります。ひび割れは痛みを伴い、日常生活に支障をきたすこともあります。東洋医学では、鵝掌風の原因は、主に体の水分の不足と、血(けつ)の巡りの悪さにあると考えられています。乾燥した気候や、水仕事、エアコンの使いすぎなどで体の水分が失われることで、皮膚の乾燥を引き起こすと考えられています。また、血の巡りの悪化も、皮膚への栄養供給を阻害し、鵝掌風の発症につながると考えられています。鵝掌風は、自然に治癒することは少なく、適切な治療が必要となる病気です。症状が軽い場合は、保湿剤やステロイド外用薬などで経過をみますが、症状が重い場合は、漢方薬の内服や、鍼灸治療なども有効とされています。