糖尿病

漢方の診察

東洋医学における「上消」:その特徴と対策

- 上消とは-# 上消とは上消とは、東洋医学の考え方において、のどの渇きがひどく、水をたくさん飲むにもかかわらず渇きが治まらない状態を指します。 この状態は、しばしばお酒の飲み過ぎを伴うことがあります。体の水分代謝がうまくいかず、体内の水分バランスが崩れてしまうことで起こると考えられています。西洋医学の糖尿病と症状が似ている点が特徴です。糖尿病でも、血糖値が高い状態が続くことで、のどの渇きや頻尿といった症状が現れます。東洋医学では、上消は、主に「燥熱」が原因で起こると考えられています。燥熱とは、体内の水分が不足し、熱がこもっている状態のことを指します。この燥熱が、肺や胃などの臓腑を傷つけることで、のどの渇きや多飲などの症状が現れると考えられています。上消の治療には、まず、生活習慣の改善が重要となります。具体的には、暴飲暴食を避け、バランスの取れた食事を心がけること、十分な睡眠をとること、適度な運動をすることなどが大切です。また、東洋医学では、体の燥熱を取り除く漢方薬を用いることもあります。上消は、放置すると、他の病気を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。のどの渇きが続く場合は、自己判断せずに、医療機関を受診するようにしましょう。
慢性疾患

東洋医学から見る消渇病:糖尿病との関係

- 消渇病とは-# 消渇病とは消渇病は、東洋医学で用いられる病気の名前の一つで、現代医学でいう糖尿病と共通する部分が多いと考えられています。 消渇病という言葉の通り、強い渇きを感じて水を多く飲む「多飲」、食欲が異常に旺盛になり、たくさんの食事を摂ってしまう「多食」、尿の量が増え、頻繁にトイレに行く「多尿」の三つが主な症状として挙げられます。 これらの症状に加えて、体がだるく疲れやすい倦怠感、体重が減少していく、皮膚が乾燥してかゆみを伴う、視力が低下するなどの症状が現れることもあります。 消渇病は、一つの原因によって引き起こされるのではなく、日々の食生活の乱れや、過剰なストレス、遺伝などの様々な要因が複雑に関係し合って発症すると考えられています。
西洋医学との比較

東洋医学における消渇:糖尿病との関係

- 消渇とは-# 消渇とは消渇とは、東洋医学で使われる病気の名前の一つで、現代医学の糖尿病と共通する部分が多いと考えられています。消渇の症状として特に有名なのは、喉が渇いて水をたくさん飲む「多飲」、いつも以上に食べ物を欲する「多食」、尿の量が増えてしまう「多尿」の三つが同時に現れることです。 東洋医学では、人の体は「気」「血」「津液」と呼ばれるものによって成り立っており、これらが体の中をスムーズに巡ることで健康が保たれると考えられています。消渇は、体の水分である「津液」が不足してしまうことで起こると考えられており、この「津液」の不足は、ただ単に水分を摂らないことだけが原因ではありません。体のエネルギーである「気」の乱れや、血液の循環が悪くなる「瘀血(おけつ)」、精神的なストレスなども大きく関わってきます。 また、「陰陽」という、体の中で相反する働きをする二つの要素のバランスが崩れることも、消渇の原因の一つと考えられています。消渇は、このように体の様々な機能が複雑に絡み合って起こる病気であり、その原因や症状は人によって大きく異なります。そのため、東洋医学では、一人ひとりの体質や状態に合わせて、食事や生活習慣の指導、漢方薬の処方などを行うことで、根本的な改善を目指します。