経外奇穴

鍼灸

経絡を離れて独自の治療効果を発揮する経外奇穴

- 経穴治療の基礎知識経絡と経穴東洋医学には、「気・血・水」と呼ばれる生命エネルギーが体の中を巡り、心身の健康を保っているという考え方があります。このエネルギーの通り道が「経絡(けいらく)」であり、体中に張り巡らされた道路のようなものです。経絡上には、「経穴(けいけつ)」と呼ばれる特定の場所が点在しています。これは、道路で例えるならバス停のようなもので、鍼灸治療では、この経穴に鍼やお灸で刺激を与えます。経穴は、それぞれ特定の臓腑や器官と密接に関係しており、例えば、消化不良の時には胃腸と関係の深い経穴に、頭痛の時には頭部の経穴に刺激を与えます。このように、経穴を刺激することで、経絡の流れを調整し、気・血・水のバランスを整え、様々な症状の改善を図るのが経穴治療です。全身には数百もの経穴が存在しますが、その中でも特に重要な役割を担う経穴は「井(せい)・滎(えい)・兪(ゆ)・経(けい)・合(ごう)」と呼ばれる五兪穴で、身体の表面に近い場所から深い場所へと、それぞれ異なる作用があります。経穴治療は、身体の持つ自然治癒力を高め、心身のバランスを整えることを目的とした、副作用の少ない安全な治療法として、古代から受け継がれてきました。