結石

内臓

肝胆倶実:その意味と東洋医学的解釈

- 肝胆倶実とは-# 肝胆倶実とは「肝胆倶実」とは、東洋医学において、肝臓と胆嚢の両方に過剰な「邪」が溜まっている状態を指します。西洋医学でいう病原体とは異なり、東洋医学における「邪」とは、本来体内を滞りなく巡っているべき「気」の流れの乱れや、停滞、偏りなどを意味します。体内の水分代謝の乱れや、熱の滞りなども含まれます。肝臓と胆嚢は、東洋医学では密接な関係にあると考えられています。肝は「疏泄(そせつ)」、胆は「決断」をつかさどるとされ、どちらも気の巡りや精神活動に大きな影響を与えると考えられています。この二つの臓腑に「邪」が溜まった状態である「肝胆倶実」では、気の滞りから、イライラしやすくなったり、怒りっぽくなったり、抑うつ状態になったりすることがあります。また、消化不良や食欲不振、口の苦味、右肋下部の痛み、便秘、頭痛、めまいなどの症状が現れることもあります。このように、「肝胆倶実」は、単なる臓器の病気ではなく、心身のバランスが崩れた状態を意味します。そのため、治療には、食事療法や運動療法、鍼灸治療、漢方薬の処方など、心身両面からのアプローチが必要となるのです。
漢方の診察

東洋医学における石阻証:その原因と症状

- 石阻証とは-# 石阻証とは石阻証とは、東洋医学の考え方の一つで、体の中に石のような塊ができてしまい、そのことが原因で体のあちこちに不調が現れる状態を指します。 これは、例えるなら、小川に大きな石が転がって流れをせき止めてしまうように、体の中を流れる気や血の流れが滞ってしまうために起こると考えられています。現代の医学では、尿路結石や胆石といった病気がこれに当たりますが、東洋医学では、ただ単に石があるかどうかだけではなく、その人の体質や普段の生活、住んでいる環境なども含めて、総合的に判断します。石阻証は、石の種類やできた場所によって症状は様々ですが、共通して、激しい痛みを伴うことが多いです。 例えば、尿路に石ができた場合は、脇腹から腰にかけて痛みが走り、血が混じった尿が出ることがあります。また、胆のうに石ができた場合は、みぞおちや右の肩甲骨の下あたりに激しい痛みが起こり、吐き気や発熱を伴うこともあります。東洋医学では、石阻証の原因として、暴飲暴食や脂っこい食事、冷え、ストレス、運動不足などが挙げられます。これらの要因によって、体の水分代謝が悪くなり、石ができやすくなると考えられています。石阻証を改善するためには、まず、石を取り除く治療を行うことが必要ですが、東洋医学では、その人の体質や生活習慣を改善することで、石のできにくい体作りを目指します。具体的には、食生活の改善、適度な運動、ストレス解消、体を温めることなどが大切です。